Jabra PanaCastは2つのマイクロフォンを前面に備えているが、「すでにJabraスピーカーなどをご利用いただいている顧客を想定」(加藤氏)し、出荷時は無効になっている。GNオーディオジャパンでは、既存スピーカー製品とJabra PanaCastのパッケージ化も検討しているが、今回は自社販売パートナーに限らず、ZoomやMicrosoft Teamsの販売パートナー経由での販売も思案中だという。
GN Audio インテリジェントビジョンシステムズ担当シニアバイスプレジデント Aurangzeb Khan氏
4K映像の処理はPCスペックに依存し、オンライン会議品質もネットワーク帯域が影響することは避けられないが、同社は一般的なオフィスの無線LANであれば十分利用可能だと説明する。近日公開予定のAPIを利用することで、Outlook会議室予約の自動更新、Active Directoryと顔写真をひも付けた会議参加ソリューションも実現可能になる。
デンマーク本社GN Audioのインテリジェントビジョンシステムズ担当シニアバイスプレジデントであるAurangzeb Khan氏によると、「オーストラリアの企業は、(Jabra PanaCastの前モデルを使って)会議室の予約から会議参加、会議室管理、占有率のデータを収集している。今後はビルセキュリティと連動したソリューション用デバイスとしても活用可能」だという。
9月20日から発売される「Jabra PanaCast」
ZoomやWebEx、Slack、Teamsなどにも対応する
180度を撮影できることで死角をなくせるという