NECネッツエスアイ、「Slack」全社導入--ZoomやBoxと連携、コラボハブに活用

藤代格 (編集部)

2019-09-20 07:15

 ネットワークを中心としたITベンダーのNECネッツエスアイ(文京区、単体従業員数4841人)は、ビジネスチャットツール「Slack」を全社導入する。2018年12月からのSEや営業、販売促進部門などの1300人への先行導入で大きな効果と業務プロセス変更への手応えがあり、働き方改革における生産性向上につながると確認したという。9月17日、日本で提供するSlack Japan(千代田区)が発表した。

 最先端の働き方を実現する基盤“ビジネスコラボレーションハブ”として活用していく。アプリケーションのワークフローを統合できる「Workato」、プロジェクト管理ツール「Wrike」などとの連携では、経費精算にかかる時間を削減。現場部門から上長への報告時間は3分の1に短縮したという。業務プラットフォームを一元化し、効率性を向上させるとしている。

 マルチデバイス活用でき、リアルタイムでの情報共有、ノウハウ蓄積が可能。ビデオ会議サービス「Zoom」やクラウドストレージサービス「Box」、「Office 365」などとの連携では、社内外のビジネスパートナーとの安全な業務環境も構築できるという。会議準備自動化、効率化を促進しつつ、組織横断での共創機会創出を目指すとしている。

 Slackは、無料プランのほか、中小企業向けで税別月額利用料960円の「スタンダード」、大企業や高度な管理機能が活用できる1800円の「プラス」などを用意。日本円のほか、米国ドル、英国ポンド、ユーロなどでの支払いも可能としている。6月20日にはニューヨーク証券取引所に上場している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]