Microsoftは米国時間9月24日、「Windows Terminal」の新たなプレビュー版「Windows Terminal 1909」(September 2019リリース)を公開したと発表した。なお、その名称は今回から「Windows 10」のバージョン形式に準ずるようになっている。また同社は、Windows Terminalのリリースサイクルと、バージョン1.0へのロードマップについて概説した。
同社は今後、Windows Terminalの新たなバージョンを4週間毎に公開する計画だ。この4週間は、2週間の機能開発と、1週間の品質および安定性関連のフィックス作業、1週間の公開準備から成り立っている。
Windows Terminal 1909の最新プレビュー版には、18日にオープンソース化されたMicrosoftの新フォント「Cascadia Code」が同梱されている。このフォントはコマンドラインアプリやコードエディター向けに開発されたものだ。
Microsoftは「設定機能は今後、はるかに優れたものになっていく」と約束している。その理由の1つは、profiles.jsonファイルを編集する際にサジェスチョンを自動補完する新たな設定スキーマだ。「Visual Studio Code」を使用しているユーザーもこの設定スキーマによりタイプミスを減らせるようになる。
また、「Windows Subsystem for Linux」(WSL)のディストリビューションも自動的にメニュー内に表示され、すぐに利用できるようになった。
そして、スタイラスのサポートが新たに追加されたことにより、ユーザーはスタイラスを用いてWindows Terminal内のテキストを選択できるようになった。
さらにMicrosoftは、新たなキーバインドとして「closeWindow」を追加し、Alt+F4に割り当てた。これにより「PowerShell Core」やLinux上で複数のタブがオープンしている場合でもウィンドウを閉じることができるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。