「Windows 10 May 2019 Update」、全ユーザーが利用可能に

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2019-09-30 11:02

 Microsoftの「Windows 10 May 2019 Update」(バージョン1903)が、「『Windows Update』経由ですべてのユーザーに広く展開できる段階」に達した。MicrosoftがWindows 10のリリース情報のステータスページで述べたように、バージョン1903は米国時間9月26日、この新しいステータスに到達した。

Windows搭載ノートPC
提供:Microsoft

 ステータスの変更は26日、Windows 10 1903の最新の累積更新プログラム(KB4517211、ビルド18362.387)のリリースと同じタイミングで実施された。この累積更新プログラムには、特定のゲームに影響するオーディオの不具合の修正など、さまざまな問題の修正が多数含まれていた。

 Microsoftがリリース情報ページで述べているように、「Windows 10 April 2018 Update」(バージョン1803)の「Home」「Pro」「Pro for Workstation」エディションは、2019年11月12日にサポートが終了する。Microsoftは7月より、これらのユーザー(とサービスが終了した古いバージョンのWindows 10を実行しているユーザー)を対象に、1903への自動アップデートを開始している。Microsoftは、Windows 10 1903をまだ「提供」されていないユーザーに対して、リリース情報ページにアクセスして、自分のデバイスに影響を及ぼす可能性がある既知の問題を確認することを推奨している。そうした問題はすでに解決済み、または解決可能である場合もある。

 同ページの9月26日のメモには、「以前のバージョンのWindows 10を実行している商用顧客には、組織でWindows 10バージョン1903の広範な展開を開始することを推奨する」と書かれている。

 Microsoftは「Windows 10 19H2」(「1909」)の機能リリースをまだ完成させていないと考えられているが、完成に近づいているようだ。この機能リリースが完成したら、Microsoftはメインストリームユーザー向けに1909のロールアウトを開始するはずだ。これは約1カ月以内に実現すると筆者は聞いている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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