管理職の6割「残業時間変わらない」--部下へのサポートも負荷に - (page 3)

TechRepublic Japan Staff

2019-10-01 06:45

 人材の残業時間削減に向け実施したい施策として「人的リソースの補充」を挙げた回答者に活用したい人材を聞くと、「経験有のフルタイム人材(80.0%)に次いで「経験有の時短人材」(41.8%)が挙がりました。多くの中間管理職が雇用形態を問わず、経験ある人材に価値を見出していることが明らかになっている。

 中間管理職の多くが時短人材に任せられないと思う業務としては、「管理職としてのポジション」(43.4%)、「チームリーダーとしての役割」(37.4%)といったマネジメント関連に次いで、「柔軟な対応や素早いレスポンスが求められる業務」(33.5%)となっている。時短という特性がマネジメントや即時性のある対応へ影響が出るのではないかという懸念を示している。

 時短人材を活用している中間管理職に任せている業務を聞いたところ「他スタッフのサポート業務」(46.9%)が最多。だが、同回答者に時短人材に今後任せたい業務を聞くと、「スキルや知識を要する専門業務」(58.5%)が最多、次いで「担当者レベルの責任ある業務」(46.3%)。今後、時短人材へのスキルや知識といった経験へ期待していきたいという意欲が見えてくる。

 従業員数300人以上の企業に勤める25~65歳の管理職412人を対象に7月12~13日にインターネットで調査した。

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