Outlookは複数の更新が加わった。「挿入」タブのリンクMRU(Most Recently Used)を使用する際は、アクセス許可を持つユーザーのみ参照可能なリンクを挿入する仕様に変更。さらにOutlookの共有予定表はバージョン1907からREST APIを使用可能になっているが、同バージョンから更新パフォーマンスを改善している。
この他にも検索結果やメール送信相手のサジェスト内容の改善、メールメッセージのレイアウトの更新も加わった。Office 365 ATP(Advanced Threat Protection)使用環境では各種攻撃からの保護も強化されている。

Mac版を含むその他の更新
バージョン16.29.1(ビルド19091700)に更新したMac版だが、リリースノートによれば、WordやPowerPoint、Outlookのパフォーマンスを改善し、Excelはタブカラーの指定やCSV形式などのローカルテキストファイルからデータを更新する機能を加えている。また、Office 365未サインイン時に発生していたMRU関連のバグも修正した。
バージョン2.29(19090404)に更新したiOS版Excelは、コメントの折りたたみ機能をサポートし、iOS版Wordでサイズの異なる消しゴムを追加している。バージョン16.0.12026.20174に更新したAndroid版Outlookはタブレット向けレイアウトやサムスンGalaxy Note 8用Sペン、Gmailアカウントのサポートに加え、会議の編集や提案対応、動画ファイルの圧縮機能を追加した。
Office Onlineはウェブ版PowerPointに前述したアニメーション機能や、上付き文字もしくは下付き文字に対応し、ウェブ版Excelで株価などのデータ取得、コメントの折りたたみ、スペルチェッカーといった機能を新たにサポートしている。