エプソン:インクジェットに強み--サブスクリプションは2014年から - (page 2)

藤代格 (編集部)

2019-10-23 07:00

サブスクリプション型モデル“スマートチャージ”も

 エプソンは通常のビジネスインクジェットプリンターのほか、サブスクリプション型のサービスプランとして2014年から「スマートチャージ」も展開している。機器の“購入”は不要で、規定枚数までの使用料やインク代、故障時の保守サービスなどを含む月額課金のサービスモデルとしての提供となる。

 機器は分速100枚の印刷が可能で、30人以上で使う場合を想定しているという高速A3複合機の「LX-10000F」のほか、A4複合機、プリンター、モノクロ専用機、A3プリンターなど幅広いラインアップを用意している。

LX-10000F(出典:エプソン)
LX-10000F(出典:エプソン)

 契約プランも、規定枚数まで印刷できる「オール・イン・ワン」プラン、本体を購入し、インクや保守も必要に応じて購入する「インク・スタンダード」プラン、本体を購入し、印刷枚数分だけ課金する「カウンター・チャージ」などから選択できる。

 LX-10000F(ファックスモデル)でモノクロ1万3000枚、カラー7000枚まで印刷できるオール・イン・ワンプランを選んだ場合、5年間の税別月額料金は7万2000円~。

導入時の同梱インクは1年分--大量印刷向き“エコタンク”

 やや小規模だが印刷量が多いオフィスや店舗、SOHOやホームユーザーには、2016年から展開する大容量インク「エコタンク」搭載モデルを勧めているという。大容量インクタンク搭載で、インク交換の手間を削減。ランニングコストが低く、A4カラー複合機の「EW-M670FTW」では、1回のインク交換でA4カラーが約6000枚印刷可能。“刷れば刷るほど”コストパフォーマンスが良くなると説明する。税別予想市場価格が5万円台中盤でA4カラー複合機の「EW-M670FTW」のほか、A4モノクロプリンター、複合機、A3複合機など、こちらも複数ラインアップを用意している。

EW-M670FTW(出典:エプソン)
EW-M670FTW(出典:エプソン)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

  2. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  3. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  4. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  5. セキュリティ

    「脱VPN」で実現するゼロトラストセキュリティ!VPNの課題を解消し、安全なリモートアクセスを確立

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]