ネストホテルジャパン(港区、従業員数352人)が運営するネストホテル松山は、ホテル料金分析サービス「MagicPrice」を導入。シンプルで誰にでも活用できるという特長を生かし、需要予測、適切な金額設定などで収益を拡大する「レベニューマネジメント」の効率化、標準化を目指すという。10月8日、サービスを開発、提供する空(千代田区)が発表した。
MagicPriceは、人工知能(AI)を活用してデータを収集、分析して料金を設定できるSaaS。ホテルの客室料金を1日単位で設定できるという。
予約状況などの自施設状況、競合施設やイベントなどの市場情報といった料金検討に必要なデータを自動収集、分析。お薦め販売料金の提案から、設定した料金のウェブサイトへの自動反映までが可能。
画面イメージ(出典:空)
ウェブサイトではほかの導入ユーザーの声として、1時間以上だった料金設定時間を30分ほどに短縮した博多中洲ワシントンホテルプラザ、40~50分費やしていた直近2週間の設定を15~20分に短縮した三交イン名古屋錦、1~2カ月分の時間で9カ月分設定できるようになったザ・セレクトン京都堀川三条、スタッフが設定業務を理解、属人化を解消したR&Bホテル大塚駅北口などを紹介している。
税別月額利用価格は、基本料金の8万円に加え、200室以下の場合は1室あたり200円、201室以上の場合は100円となる客室料金の合計で決定する。別途初期費用として30万円が1施設ごとに必要。年間契約となり、支払いは一括のみ。