森永乳業は、情報漏えい対策サービス「秘文 Device Control」(開発:日立ソリューションズ、提供:アシスト)を従業員のモバイルPC 500台以上に導入し、インターネット利用時の安全性を可視化・証跡化している。アシストが10月16日に発表した。
これまで森永乳業は、業務効率化の一環として社内外を問わずモバイルPCの利用を推進する一方で、「秘文」を用いてハードディスクの暗号化をはじめとするセキュリティ対策を講じてきた。その後、社内環境に接続する仕組みをインターネットVPN(仮想私設網)に切り替え、運用ルールなどを整備してきたが、日々巧妙化するマルウェア感染や情報流出のリスク回避を強化しつつ、従業員の運用負荷を軽減したいという考えから、インターネットVPNへの接続を自動で促すツールの調査・検証を開始した。
森永乳業は、秘文 Device Controlについて「新たなサーバーを調達する必要がなく、システム環境をシンプル化したいという方向性に合致した」「設定が容易で、2時間ほどで自社展開イメージまで完成できた」「設定した内容通りにモバイルPCが確実に動作することが確認できた」という3点を評価しているという。
導入の結果、森永乳業は「安全にインターネットを利用している」ということをログデータとして提示できるようになった。加えて、従業員が外出先や自宅から安全な社内アクセスが可能になったことで、自社の働き方改革に役立っているとしている。
(出典:アシスト)