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日本株展望

年末高に現実味?--高利回り&増配予想銘柄に注目

ZDNet Japan Staff

2019-10-18 10:35

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 鬼のいぬ間(?)にリスクをとらないリスク
  2. 日米市場の年末株高(アノマリー)に現実味も
  3. 高配当利回りで増配予想が根強い主力株に注目

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

鬼のいぬ間(?)にリスクをとらないリスク

 今週の株式市場では、貿易戦争の一時休戦期待でNYダウ平均株価が2万7000ドルを奪回し、最高値(2万7359ドル)を視野に入れる動きとなった。リスク回避の円買い需要が後退しドル/円は108円台後半に回復。外国人短期筋を中心とするショートカバー(先物売りの買戻し)で日経平均株価は4月25日に付けた年初来高値(終値:2万2307円)を更新した(16日)。

 図表1は、NYダウ平均、投資家のリスク回避度を示す「恐怖指数」、日経平均の推移を振り返ったものである。米国株が軟調となり、恐怖指数(投資家の株価変動予想)が上昇し、リスク回避姿勢が強まると為替市場では円高を誘発。こうした局面では日経平均が下落した経緯が分かる。

 逆に、先週からは米国株が反転上昇して市場心理が改善(恐怖指数は急低下)。為替市場では円高一巡感が広まり、日経平均は戻りを試す展開となった。米中対立や先行き景況感を巡る悲観が後退したことで、物色の中心は外需株や景気敏感株となった。

 11月の米中最終合意の行方、英国のEU(欧州連合)離脱不安、消費税増税を受けた国内景況感などは予断を許さない状況であるが、相場は「『鬼のいぬ間』にリスクをとらないリスク」に晒された格好だ。株価指数が節目を抜けたことで市場心理は一段と改善。予想EPS(1株当たり利益)が変わらずとも、PER(株価収益率)の回復が株価の戻りを支えている。

図表1:投資家心理の改善を受けて日米株式は同時高

*米国の恐怖指数=CBOE SPX Volatility Index (VIX)<先行きの株価変動予想>
出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2017/1/1~2019/10/16)
*米国の恐怖指数=CBOE SPX Volatility Index (VIX)<先行きの株価変動予想>
出所:Bloombergより楽天証券経済研究所作成(2017/1/1~2019/10/16)

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