著名なOracleの共同最高経営責任者(CEO)のMark Hurd氏が10月18日に死去した。62歳だった。死因は発表されていない。
世界のメディアが報じる中でThe Washington Postは、自社を所有するのがAmazon のCEOであるJeff Bezos氏であると断りながら、「エンタープライズ領域において従来のシステムがクラウドに移る中、AWS、Google、Salesforceと競争をするOracleにとって、Hurd氏を失うことが痛手になる」と指摘している。
Oracle OpenWorld 2018で同氏は、「ITに関する仕事の60%はまだ発明されておらず、2025年までに生み出されるだろう」と持論を展開した。
来日して講演したOracle CloudWorld Tokyo 2015では、「色々な人がCEOに対し『将来、世の中はどう変化するのでしょうか?』と質問する。CEOは将来を見通している存在だと考えるからだ。しかし、実際にはCEOが考えているのは自分が率いる企業がどう生き残っていくのかしか考えていない」と、経営者としての本音を語った。
Mark Hurd氏の功績が分かる記事を集めた。