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日本株展望

米中「第1段階の合意」近い?ファーウェイ禁輸緩和ある?--日本株「買い場」の判断継続

ZDNet Japan Staff

2019-11-05 11:22

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 日経平均は一時2万3000円越え
  2. NYダウは3カ月半ぶりに最高値を更新
  3. 日本株「買い場」の判断を再び強調

 これら7点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

リスク回避の後退とソフトランディング期待が株高の背景

 先週の日経平均株価は1週間で50円上昇して2万2850円となった。10月29日に一時、2万3008円まで上昇したが、上値抵抗線として意識されていた2万3000円を超えたところでは戻り売りが出た。

日経平均株価週足:2018年初~2019年11月1日

出所:楽天証券経済研究所
出所:楽天証券経済研究所

 日経平均が順調に上昇してきている背景は2つある。1つは半導体・5G(第5世代移動体通信)への投資が2019年にかけて盛り上がり、ハイテク景気が世界的に回復する期待が高まってきていることだ。足元の世界景気は減速が鮮明だが、先行きに一筋の光が見えてきたところだ。

 もう1つの強材料は、米中貿易戦争が「一時休戦」となる期待があることだ。既に「部分合意」に進む方針が示されているが、まだ正式に締結はされていない。その後の協議で「第1段階の合意」として正式に調印に進む可能性が高まっている。

 11日1日に行われた米中の閣僚級電話協議で「農業や金融サービスで大筋合意した」と伝わったことで期待が高まった。中国商務省は2日、原則合意に達したと発表した。さらに3日、Ross米商務長官は中国との第1段階の合意が月内にまとまるとの見通しを示すとともに、中国通信大手Huaweiへの禁輸が近く部分的に解除される可能性にも言及した。

 簡単に2018年以降の日経平均の動きを振り返る。

(1)2018年1~9月:世界丸ごと好景気

 好景気でも米金利上昇・米中貿易戦争への不安で日経平均は上値重い。

(2)2018年10~12月:世界景気悪化

 米中貿易戦争の影響で世界景気が悪化。世界株安を受け、日経平均も急落。

(3)2019年1~10月:米中対立緩和の期待

 米中対立が緩和する期待から、世界的に株が反発し、日経平均も反発しつつある。世界のハイテク投資を抑圧している米中貿易戦争が緩和すれば、AI(人工知能)・IoT(モノのインターネット)・5G(第5世代移動体通信)・半導体の投資が世界的に盛り上がり、2020年4月ころから世界景気は回復に向かうと筆者は予想している。今の株高は2020年の景気回復を織り込む最初の動きと考えている。

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