編集部からのお知らせ
解説集:台頭するロボット市場のいま
解説集:データ活用で考えるデータの選び方
海外コメンタリー

マイクロソフト「Azure Quantum」で提携--Honeywellの量子コンピューティング責任者に聞く - (page 3)

Tiernan Ray (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2019-11-11 06:30

 Honeywellはコンピューターを構築するためにイオントラップ型デバイスを作り上げたわけだが、Uttley氏はゲート構成や回路構成、封じ込めの性質に関する技術的な詳細について多くを語らなかった。しかし同氏は、今後より多くの技術的な詳細情報を明らかにすると約束した。なお、「Subspace benchmarking high-fidelity entangling operations with trapped ions」(イオンの封じ込めを用いた忠実度の高い量子もつれ操作に対する部分空間のベンチマーク)という興味深い技術情報が、プレプリントサーバーのarXiv上でこのほど公開された。

 Uttley氏によると現時点で注力しているのは、2019年末までにリリース予定のベータ版を用いた顧客との作業であり、2020年の早い時期により広い範囲を対象とする計画だという。

 Honeywellにとって量子とは、制御システムにおける同社の何十年にもわたる成果の自然な延長だとUttley氏は捉えている。そして量子コンピューティングは、同社の顧客が特に関心を抱くであろうさまざまな産業アプリケーション向けの機械学習(ML)アルゴリズムを高速化するうえでの可能性をもたらしている。その例として、石油化学処理の最適化や、航空管制の最適化のほか、制御上の問題としてまず定義されるさまざまなものごとを挙げることができる。

 なお、Honeywellの量子ソリューション部門に関するより詳しい情報は同社のウェブページに掲載されている。

 Microsoftは同日の発表で、「われわれは世界的な量子コミュニティーとともに協力し、アプリケーションやソフトウェアから制御やデバイスに至るまでの、量子スタックのあらゆるレイヤーでイノベーションに取り組んできている」と述べた。また、同社は新興企業の1QB Information Technologies(1QBit)やIonQ、Quantum Circuits(QCI)の製品も利用していくことになる。

 Microsoftはこうしたシステムの利用者としてケース・ウェスタン・リザーブ大学といった組織を挙げた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

Special PR

特集

CIO

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]