富士通、ストレージシステム「ETERNUS」シリーズで9機種を販売

NO BUDGET

2019-11-08 15:08

 富士通は11月5日、ストレージシステム「FUJITSU Storage ETERNUS」シリーズにおいて、SSD搭載のオールフラッシュアレイ「ETERNUS AF」シリーズ3機種と、HDDとSSDを混載可能なハイブリッドストレージシステム「ETERNUS DX」シリーズの6機種を含む全9機種をグローバルで販売開始した。

「ETERNUS AF150 S3」(左)と「ETERNUS DX900 S5」(右)
「ETERNUS AF150 S3」(左)と「ETERNUS DX900 S5」(右)

 新機種では、最大約2倍にメモリー容量を拡大し、これまで最上位機種にのみ搭載されていた専用ハードウェアによるデータ削減アシスト機能を新たに中位以下の機種へも搭載した。これにより、SSDのデータ削減処理の際に生じる性能の劣化を最小限に抑え、容量コストを最大約4分の1まで削減できる。

 またHDD主体のストレージシステムのデータ読み込みを高速化する「Extreme Cache」機構でも、最上位機種にのみ搭載されていたNVMe方式のSSDを今回新たに中位機種へ採用し、二次キャッシュとして使用することでデータ読み込みのさらなる高速化させた。

 今回、ハイブリッドストレージのラインアップに追加した「ETERNUS DX900 S5」は、ストレージを制御するコントローラーを最大4台まで拡張できる機構を中位機として新たに採用している。これによりデータセンターなどの高負荷な環境において性能の増強が可能となった。

 オールフラッシュアレイのラインアップにエントリーモデルとして新たに追加した「ETERNUS AF150 S3」は、データベース、基幹業務システム、仮想化基盤などに最適なオールフラッシュストレージで、前機種「ETERNUS AF250 S2」と同等の性能ながら約30%の低価格を実現している。

 富士通では、今回の新製品の販売開始に伴い、「Fujitsu Storage ETERNUSギャランティ プログラム」を用意し、日本国内においては2019年内の提供を予定している。同プログラムは、製品仕様・長期的な製品供給・稼働率・データ削減率を保証するもので、これらの9機種について、クラスター構成で連結したストレージシステムに起因するシステム停止が発生した場合にライセンス料を返金する「業務継続性保証」のほか、「ブランドプロミス」「SSD無償交換」「お客様満足度保証」「データ削減率保証」の5つのメニューがある。

 販売価格(最小構成・税別)は下記のとおり。


ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]