Microsoftは米国時間11月12日、「Windows 10」の次期機能アップデート「Windows 10 November 2019 Update」(バージョン1909)の提供を正式に開始した。12日には月例の「Patch Tuesday」もリリースされている。
提供:Microsoft
「Windows 10 May 2019 Update」(バージョン1903)と同じように、Microsoftは12日のリリースの1カ月ほど前に、1909の機能アップデートをまず開発者向けに公開していたようだ。10月中旬に、MSDNで1909のクライアント版とサーバー版のISOを開発者向けにリリースしているとの報告があった。
Microsoftは11月12日、「seeker」(「Windows Update」に積極的にアクセスし、更新プログラムを確認してすぐにダウンロードするようなユーザー)向けに1909が入手可能になったと発表した。最近のアップデートと同様、Microsoftは配信を調整しており、1909機能アップデートを問題なく導入できる可能性が高いと判断したデバイスのユーザーを対象に、今後数週間をかけて機能アップデートを提供していく予定だ。
Microsoftによると、1909は「Windows Server Update Services」(WSUS)や「Windows Update for Business」より入手可能だという。近日中に「Volume Licensing Service Center」(VLSC)でも入手可能になる。また、「Windows Server 1909」は「Azure Portal」とVolume Licensing Servicing Centerを通して11月中に一般リリースされる予定だ。
Microsoftは7月1日から「Slow Ring」で1909をテストしている。この機能アップデートは、従来のWindows 10機能アップデートとは異なる。Microsoftはこのバージョンのリリースを提供、アップデートする方法を改善することに注力してきた。1909はやはり技術的には機能アップデートだが、フルの機能アップデートよりも、これまでの「Service Pack」や累積アップデートのように感じるユーザーが多いだろう。
Microsoftがこれまでにも説明していたように、すでにWindows 1903を動かしている場合、1909は小規模なものとなる。1803や1809などの古いWindows 10の機能アップデートで利用している場合、サイズやインストールに必要な時間に関して、これまでの機能アップデートにより近いものになるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。