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Kofax、RPA含むプロセス自動化基盤新版に自然言語処理を適用

阿久津良和

2019-11-14 06:45

 サーバー型ロボティックプロセスオートメーション(RPA)ソフトウェア「Kofax RPA」を開発、提供するKofax Japanは11月13日、ビジネス戦略に関する記者説明会を開催。米国時間11月12日に米本社が発表した、Kofax RPAなどで構成されるプラットフォーム「Kofax IA(Intelligent Automation)」の最新版では、自然言語処理(NLP)を用いたセンチメント(感情)分析とエンティティ(実体)抽出で、非構造化のドキュメントから意図と感情の理解が可能になるという。

 米本社最高経営責任者(CEO)Reynolds C. Bish氏は「マニュアル作業を廃止し、既存技術の費用対効果を高めると同時に、意思決定と情報品質を向上、改善させる。また、顧客満足度も向上する」と説明。同機能はMicrosoft Azureで展開予定のクラウド版「Kofax TotalAgility」「Kofax AP Agility」で実装する。

Kofax CEO Reynolds C. Bish氏
Kofax CEO Reynolds C. Bish氏
Kofax Japan 代表取締役社長 荒川勝也氏
Kofax Japan 代表取締役社長 荒川勝也氏

 Kofax TotalAgilityは、紙ベースのドキュメントやメール、ファクス、ウェブサービスなどからデータを業務プロセスに取り込んで、業務プロセスを自動化できる。Kofax AP Agilityは、請求書の処理を自動化できる「Kofax Invoice Processing(IP) Agility」と組み合わせて買掛金(Accounts Payable:AP)処理プロセスを最適化できる。AP AgilityとIP AgilityはプラットフォームであるTotalAgilityの上で稼働する。

 多くのビジネスシーンでは、ドキュメントやメールなど膨大な非構造化情報が行き交う。Bish氏は「すべてのコンテンツとドキュメント、その他の情報源を迅速に処理し、簡単に理解するところからビジネスは始まる。たとえばリース契約なら貸し手と借り手、初期リース率など時間経過に伴うリース価格が変化するものの、これらの情報は契約書内で分散しており、企業によってドキュメントの構成も異なる。ナレッジワーカー(知的労働者)に特定してもらうには高額の投資が必要だ」と述べ、これらの課題を解決するのがNLPだと説明する。

 Kofax IAでは、自動的に非構造化データを分析し、情報を特定できるという。顧客とのコミュニケーションでも相手の感情がプラス、中立、マイナスに傾いているのか判断し、人物や場所、物といったエンティティを抽出する。

 同機能はIP AgilityやAP Agility、TotalAgilityのクラウド版での提供を予定している。「コグニティブキャプチャにとどまらず、RPAなどKofax IA全体で利用可能になる」(Bish氏)

 Kofaxは2月にNuance Communications、5月にTop Image Systemsを買収し、RPA市場における立場を強化しているが、日本市場に対して「グローバル視点でも大規模市場の1つ。最近まで日本市場への投資が不十分だった。2019年から投資額を増やし、十分な成長基盤を構築した」(Bish氏)

 9月には日本法人の代表取締役社長として荒川勝也氏が就任。12月末までに対前年比売上高成長率100%超を計画している。

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