AGC(旧称、旭硝子)は、Microsoftの「Dynamics 365 for Finance and Operations」とJFEシステムズ製のテンプレート「SIDEROS MI TEMPLATE for Dynamics 365」を活用して、全社共通の主原燃料購買・在庫管理システムを刷新した。
今回のシステム刷新により、30年以上前のメインフレーム主流の時代にフルスクラッチで構築し国内9拠点に存在していた旧システムを統合するとともに、工場ごとに異なっていた購買業務を標準化した。
Microsoft Dynamics 365 for Finance and Operationsは、統合型のクラウドERPソリューションで、販売、購買、会計、サプライチェーン、生産管理を始め、プロジェクト会計や流通・小売業向け機能を備えている。
SIDEROS MI TEMPLATE for Dynamics 365は、Dynamics 365向けに、JFEグループをはじめとする製造業向けのシステム導入で培った膨大なノウハウをもとに、ガラス・土石製品、化学、金属、繊維メーカーで必要な機能を実装したERP(統合基幹業務システム)のためのテンプレート製品になる。
AGCは、製品選定にあたり、「業務の必須要件に適合したパッケージ製品」、「ユーザーが抵抗なく受け入れられる」「グローバルでも利用できる製品」の3つを要件とし検討した結果、今回の導入に至った。