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ITリーダーが考える「ビジネス貢献」を妨げる要因が判明--シスコ調査

NO BUDGET

2019-11-20 09:44

 シスコシステムズは、「2020 グローバル ネットワーキング トレンド レポート」を発表した。これによると、世界のITリーダーは今後5年間で、新たな無線技術、IoT、人工知能(AI)対応の運用、脅威検知、抑止機能が自社のネットワーク戦略やデザインに最も大きなインパクトを与えると予測していることが分かった。

 このレポートは、2000人を超す企業のITリーダーやネットワーク戦略担当者に対し、今後の投資における優先事項やネットワークの現状に関して調査した結果をまとめたもの。

 その他の調査結果としては、ITリーダーの約40%がITの最優先事項について「ITのビジネス価値の最大化」を挙げ、その割合は「オペレーションの簡素化」「従業員の生産性の向上」「セキュリティイベントの最小化」よりも高くなっている。またこれを達成するためには、ITリーダーや戦略担当者はAI技術への投資が不可欠だと考えており、ネットワーク戦略担当者の50%近くがアナリティクスやAIの活用を拡大することが理想的なネットワークの実現に役立つと確信しているという。

 さらに調査対象者の41%が、少なくとも1つの自社ネットワークドメインで、1つ以上のSDN(ソフトウェアで定義するネットワーク環境)インスタンスを持っていると回答しており、SDNの進化系である「インテントベースネットワーキング」については、回答者の35%が今後2年間のうちに完全にインテントベースになると考えていることが分かった。

 AIの活用については、回答者の72%が、今後2年以内にAIに対応した予測型インサイトもしくは予測型障害回避を達成する予定だとしており、ITリーダーのうち、ネットワークのモダナイゼーションの障害として「AIが未成熟であること」を挙げたのは18%にとどまった。

 またITリーダーや戦略担当者の75%以上は、自社組織が予測型もしくはビジネスに最適化されていないと考えており、ITチームがよりプロアクティブになれない理由の1つとして、現状のネットワークを維持するために相当な時間を費やしていることが考えられ、ITチームの73%が労働時間の半分以上をそれに費やしていることも判明している。

 IT部門がよりプロアクティブでビジネスに最適化した運用を達成するためのもう1つの障害がオペレーションのサイロ化で、29%の組織が、業務活動のうち最も時間を要する業務として、「他のITチームとの調整」を挙げている。さらに27%が「分離したネットワークドメインを通じてサイロ化した設計やオペレーションのアプローチ」がネットワークのモダナイゼーションを妨げていると回答している。

 スキルのギャップについて尋ねたところ、ITリーダーの3分の1が、自分のチームは高度なネットワークにおけるあらゆるニーズに対応できるだけの「万全の態勢が整っている」と考えており、40%が「十分な態勢が整っている」と回答している。一方、「全く態勢が整っていない」と答えたのはわずか7%だった。

 しかし、ITチームの4分の1以上がスキルギャップは依然として問題であると答えており、ITリーダーのうち27%が、今後、より高度なネットワークへと移行していく上での主な障壁として「必要なスキルの欠如」を挙げている。

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