Vantage Customer Experience(CX)は、顧客情報や洞察を取得するためにVantage Analystの各モジュールを活用して分析するカスタマーデータプラットフォームであり、マーケターはGUIで顧客の収益性や忠誠度を可視化し、次のアクションを自動化できる。小永井氏は「複数の部門やタッチポイントを結び付け、カスタマージャーニーを可視化できる」とアピールした。

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日本テラデータ 代表取締役社長 高橋倫二氏
高橋氏は日本法人のビジネス戦略について「数字は出せないものの、売り上げもVantage導入企業も2桁成長」と堅調であることを強調。好調の背景には「顧客が求める答えに焦点を当てるアンサーオリエンテッドアプローチが功を奏している」(高橋氏)
パートナービジネスの推進はグローバル施策であり、その1つに製造業系中堅中小企業に焦点を当てているが、日本の中堅中小企業のデータ分析環境を聞かれると高橋氏は「営業と技術者の数は限られているが、パートナーの協力を得て広めていきたい。それがパートナー戦略の1つ」と今後の方向性を示した。
今回新たにアジア太平洋と日本のビジネスを統括するエグゼクティブバイスプレジデントとしてKeith Budge氏が就任しているが、パートナー事業部という部署を設けているのはアジア太平洋では日本のみ。Budge氏の就任は日本テラデータのビジネスパートナー戦略を推し進める背景の一因だと推察する。