三菱電機とNEC、製造業のハイブリッド5G活用に向けた共同検証を開始

NO BUDGET

2019-11-21 06:00

 三菱電機とNECは、製造業における5G(第5世代移動通信方式)の活用に向けた共同検証を開始する。検証を通して5Gのユースケースの検証を加速し、「Society5.0」の実現および「SDGs(持続可能な開発目標)}の達成に貢献していくことを目指す。

 まず工場内で、プライベート網であるローカル5G、工場・企業間の連携には公衆網の5Gを適用するハイブリッド5Gを活用した「e-F@ctory」の実証実験を共同で実施する。e-F@ctoryは、三菱電機のファクトリーオートメーション(FA)統合ソリューションで、FA技術とITを活用し、開発・生産・保守の全般にわたるトータルコストを削減する。

ハイブリッド5G
ハイブリッド5G

 例えば、ローカル5Gの活用では、工場内の多数の無人搬送車をよりスマートに動かすことができるようになり、さらにハイブリッド5Gを利用することで、工場内の情報と公衆網の情報をつなげ、エンジニアリングチェーン、サプライチェーン全体を最適化し、需要変動にフレキシブルに対応するスマート生産の実現が期待できる。

 三菱電機は、人工知能などの新技術を積極的に取り込むことでe-F@ctoryを進化させている。NECとローカル5Gの実証実験を進めるとともに、ハイブリッド5Gを活用したトータルソリューションの提供も目指す。

 NECは、新たなサービス事業として5GからWi-Fiまでを活用したネットワークサービス「NEC Smart Connectivity」を推進している。同社は「e-F@ctory Alliance」の一員として、共同検証の結果を通して生産現場の課題解決に取り組んでいく。

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