セイコーエプソン(エプソン)と国内での販売を手がけるエプソン販売は11月19日、合同でサブスクリプション型のサービスプラン「スマートチャージ」に対応するプリンターや複合機の新モデルを発表した。
高速プリントが可能な「ラインヘッド方式」を採用するLXシリーズに「LX-10050MF」など3モデルと、「シリアルヘッド方式」を採用するPXシリーズの「PX-M7090FX」などの3モデル、計6モデル。高中速製品のラインアップを強化する。LXシリーズは2月上旬から、PXシリーズは1月下旬から順次発売する。
多くのインクジェットプリンターはシリアルヘッドを採用しているという(出典:エプソン)
高速プリント可能なLXシリーズは60枚機追加
LXシリーズには、毎分A4カラーを100枚印刷できるLX-10050MFのほか、75枚の「LX-7550MF」、60枚の「LX-6050MF」の3モデルのカラー複合機を投入。両面印刷などのパターン、用紙サイズなどに依存しない印刷速度を提供しつつ、60枚モデルを新たに加えた。
LXシリーズ3つの新機種(出典:エプソン)
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ファーストコピーも強化。2017年2月に発売した100枚モデル「LX-10000MF」の8.9秒と比べ、LX-10050MFでは4.9秒に短縮したという。1枚目から大量印刷まで、あらゆるプリントシーンに高速対応できるとしている。
解像度は600×1200dpiまでに対応。インクのドットサイズを印刷データに応じて制御し、鮮明にプリントできるという。スキャナーは蛍光ペン色の読み取りを可能にしている。
従来機との比較(出典:エプソン)
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オプションには、ステープルと中綴じ製本ができる「中綴じフィニッシャー」を用意。パンチユニットを追加すれば2穴、4穴の穴あけもできるという。
スキャンや印刷データを内蔵されたハードディスクに保存、必要な時に印刷、メールやファクス送信などに活用できる「ボックス保存」機能も追加。Windowsに対応し、JPEG、TIFF、PDF、PDF/Aで出力可能。