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セールスフォースがAIで目指すもの--披露された最新の取り組み - (page 2)

Stephanie Condon (ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2019-11-27 06:30

 次に、SalesforceのAIリサーチ担当上級ディレクターであるCaiming Xiong氏は、同氏が本邦初公開とする、AIによる完全自律駆動型の対話エージェントのライブデモを大勢の観衆を前に実施した。同氏はそのなかで、「AIの未来は対話にある」と述べた。

 Xion氏による、ピザの注文をAIエージェントが手助けするというデモにおいて、このエージェントは(電子メールアドレスの認証を通じた)ユーザー認証を取り扱い、割り込みや複数の作業を同時にこなすことができていた。同氏は、この種の完全自律駆動型の対話エージェントにより、顧客は人間が運用するコールセンターに電話をかけ、手助けしてもらうまで待たなくても済むようになると述べた。

 同氏は「このシステム全体は今日において既に実現されている」と述べ、「将来的にはさらに機能が高まり、シームレスかつ高速になるだろう」と続けた。

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 このAIエージェントは音声認識とともに、感情や意図、重要な情報を分析するために自然言語理解エンジンを活用している。その後、対話管理エンジンが次にとるべき最善の行動を決定し、応答を生成する。

 次に、Salesforceのリサーチ担当シニアマネージャーであるNitish Keskar氏が最新の自然言語生成のデモを実施した。このテクノロジーは既に電子メールの自動補完機能や、文法の訂正、顧客向けサービスボットで用いられているが、Keskar氏によるとこういったユースケースは「たいていの場合、文や断片的なもの」になっているという。

 同氏は、Salesforceのリサーチ部門は「長大なテキスト生成という野心的な目標」に向けて取り組んでいると述べた。

 そして同氏は、「われわれは次の文を生成しようとはしていない」と述べ、「われわれは記事/論文を丸ごと生成しようとしているのだ」と続けた。

 同氏は最後に、世界最大のオープンソースの言語モデルであるCTRLを披露した。これは前代未聞となる16億3000万種類のパラメーターを有しており、数百万規模のドキュメントと数千冊規模の書籍、Wikipedia全体を含む140GBのテキストを用いて訓練された。また、これはいくつかの単語の羅列から次の単語を予測するよう訓練されており、将来的には500ワードを生成できるようになるという。

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