Amazon Web Services(AWS)は米国時間11月27日、同社が開催する自律走行型レーシングカーリーグ「AWS DeepRacerリーグ」に新たなレースや特徴を追加するとともに、新型のレーシングカー「AWS DeepRacer Evo」を発表した。
提供:ZDNet.com
2018年に立ち上げられたAWS DeepRacerリーグは、自律走行型レーシングカーの開発者向け世界リーグと銘打たれている。このリーグの目的は、コードとシミュレーションによって、1/18スケールの完全自律駆動型レーシングカーを作り上げ、レースを行うというものだ。
最初に発表された完全自律走行のレースカー「DeepRacer」は、Intel製「Atom」プロセッサー、解像度1080pの4メガピクセルカメラ、高速Wi-Fi、複数のUSBポート、およそ2時間持続するバッテリーを搭載していた。
新型のDeepRacer Evoは、車が障害物を検知して対応するのに役立つステレオカメラとLiDARセンサーを搭載し、強化学習について学ぶ手段が増えた。
AWSはDeepRacerリーグの規模を拡大することも発表した。その一環として、既存のタイムトライアルレースに加えて2種類の新しいレースを開催する。センサーで障害物を検知して回避するレースと、2台のDeepRacerが1つのコース上で直接対戦するレースだ。
さらに5カ国で8レースを新たに加え、18のバーチャルレースを追加するほか、2020年に開催される次回の「re:MARS」カンファレンスでもレースを開催する。
12月の「AWS re:Invent」では、2019年のDeepRacerリーグに向けた最終選抜レースとチャンピオンカップが開催される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。