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日本株展望

「PEGレシオ」で選んだ割安大型株10--日米株価の上値余地は?

ZDNet Japan Staff

2019-11-29 10:51

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 金融環境改善と業績見通しが米国株高の支え
  2. 「PEGレシオ」で業績見通しを加味した割安感を探る
  3. PEGレシオで比較選別した「割安銘柄」は?

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

金融環境改善と業績見通しが米国株高の支え

 米国市場では、今週もダウ平均、S&P500指数、ナスダック総合指数が史上最高値を更新した(27日)。米中貿易交渉への期待は根強く、先行き景況感が改善していることで、海外投資家は日本株を8週連続で買い越している(28日・財務省発表)。図表1は、「米国金融環境指数」(FCI)と日米株価の推移を示したものである。

 FCIは、金融政策の動向や信用スプレッドなどの市場指標に基づいて算出され、上昇は「金融環境の悪化」、低下は「金融環境の改善」を示す。最近の米国株高は「金融環境改善」が追い風となっていることが分かる。

 一方、図表2はS&P500指数と主要業種株価指数別の予想PER(株価収益率)と業績見通し(市場予想平均)を一覧したものである。業種別に強弱はあっても、市場全体では2020年も2021年も2桁増益が見込まれ、米国株価に上値余地があることを期待させる。ただ、トランプ大統領が「香港人権法案」に署名したことで、中国政府は「内政干渉」「報復措置を辞さない」と警告。米中関係が再び緊張化する兆しも出てきた(東京時間28日)。

 新年も米中交渉の進展や緊張、米大統領選挙の行方が業績見通しを変化させる可能性はある。短期的な反落リスクには注意を要するが、米金融環境改善と底堅い業績見通しは、海外投資家のリスク選好姿勢を改善させ、日本株式の下支えとなりそうだ。

<図表1:米国株高は金融環境の改善が支え>

*米国金融環境指数=Goldman Sachs U.S. Financial Conditions Index(FCI)
出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2019年11月27日)
*米国金融環境指数=Goldman Sachs U.S. Financial Conditions Index(FCI)
出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2019年11月27日)

<図表2:米国市場は増益基調を維持する見通し>


*予想PER(株価収益率)と予想増減益率はBloomberg集計による市場予想平均(暦年)
*上記はS&P業種別株価指数を「20-21年平均予想増減益率」の降順に示したもの。
出所:Bloombergのデータをもとに楽天証券経済研究所作成(2019年11月27日)
*予想PER(株価収益率)と予想増減益率はBloomberg集計による市場予想平均(暦年)
*上記はS&P業種別株価指数を「20-21年平均予想増減益率」の降順に示したもの。
出所:Bloombergのデータをもとに楽天証券経済研究所作成(2019年11月27日)

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