
チームの力:AWS
AWSはこのリストにはすんなりはまらないが(Bezos氏を挙げるべきか、それともJassy氏か?)、同社がエンタープライズ企業の業務運営のあり方を大きく変えたことは、誰にも否定できないだろう。クラウドファーストは本格的な戦略だ。AWSは真っ先に1歩を踏み出し、開発者からの支持を集め、今ではインフラ、ストレージ、コンピュートだけでなく、機械学習、人工知能(AI)、データベース、拡張現実(AR)にも事業を拡大し、自社製のプロセッサーまで作るほどの巨大な企業になった。
2019年のAWS主催のカンファレンス「re:Invent」では、エンタープライズ市場で同社が果たした役割と、同社がいかに企業の変革を支えているかということが鮮明になった。2010年には、企業のインフラをクラウドで運用するのは当たり前のことではなかった。しかし今や、クラウドはあらゆるもののベースになっている。このように業界の認識が変わったのは、AWSに負うところが大きい。