
クラウドへの移行の見本的存在:AdobeのCEO Shantanu Narayen氏
今日では、Adobeはクラウドによるデジタル変革を支える企業だと見なされている。しかし10年前の同社は、「Creative Suite」とライセンス料に依存した、ニッチな企業だと考えられていた。
Narayen氏は2010年代の10年間を通してその地位にありつづけた数少ないCEOの1人であり、ソフトウェア企業をクラウド化する行程を示す青写真を描いた人物だ。多くの企業がAdobeの後に続いた。
今でこそクラウドに移行することは当然に思えるが、Adobeは苦しみながら自らそれを進めた。Adobeが2009年にOmnitureを買収すると、Narayen氏は顧客のコンテンツ、利益、データ、エンゲージメントを融合させるビジョンを描いた。今日のAdobeは、顧客体験、アナリティクス、マーケティングを提供する、頼れるエンタープライズベンダーだ。