KADOKAWA、グループ4000人でSlack活用--重版を10日から2日に短縮

藤代格 (編集部)

2019-12-23 07:15

 ドワンゴやアスキー総合研究所などを傘下に持つKADOKAWAグループは、組織コミュニケーション向上を目的に2019年5月からビジネスチャット「Slack」を採用。グループ内約4000人で活用しているという。戦略子会社として4月に設立、グループ全体にITサービスを提供するKADOKAWA Connected(千代田区)とSlack Japan(千代田区)が発表した。

グループロゴ(出典:Slack Japan)
グループロゴ(出典:Slack Japan)

 紙や電話での社内コミュニケーション文化をグループシナジー最大化への壁と捉え、社内コミュニケーション手段として統一。

 APIが公開されている高い自由度、データを安全に管理できるセキュリティ機能に、ユーザーの声を反映してサービスをアップデートしている点などを決め手に、導入済だったビジネスチャットをリプレースしたという。

 伝達スピードと確実性が向上。通常10営業日程度かかっていた重版がかかった本の製造、発送までの作業は2営業日に短縮したという。

 7月にはカスタマーサクセス部を発足させ、経営層、一般社員といった対象者ごとへの勉強会の開催、ツール活用を促進するマンガの作成など、個別機能の紹介とデジタルトランスフォーメーションの重要性を発信。

 グループ外のやり取りを順次移行させ、複数システムのフロントエンドとしての活用を進めていくとしている。

マンガで活用を促進(出典:Slack Japan) マンガで活用を促進(出典:Slack Japan)
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