Googleのサービスが好きなこともあり、日頃使っているブラウザは「Google Chrome」である。直感的な操作感、アドオン追加でより快適に使えることから、大変重宝している。
使い勝手の良いブラウザを選ぶことで、仕事は格段に効率アップできるはずだ。というのも、調べ物をしたり、ドキュメントをまとめたり……ブラウザ上で行う業務は多岐に及ぶからだ。
本連載では業務効率化・合理化に役立つGoogle Chrome便利技を3つずつ4回にわたって紹介する。今回はその第4回目で、「iPhone SE」で使用する場合を想定。
1.音声検索で、両手が空いていないときでも簡単にリサーチする
スマホでGoogle Chromeを使うメリットのひとつは、片手がふさがっているときに音声で検索できることだろう。使用は簡単だ。
検索ボックスをタップし、画面中央左端に表示されたマイクアイコンをタップ。Chromeがマイクへのアクセスを求めているとのメッセージが表示されたら「OK」をタップする。音声入力画面が表示されたら、検索したい情報を呼び上げればOKだ。
マイクアイコンをタップした時、音声検索をオンにすることを求めるメッセージが表示されたら、メッセージにある「設定」をタップする。「Chrome」設定画面に移動するので、「マイク」をオンにする。その後、Google Chromeを再度立ち上げ、マイクアイコンをタップすれば、音声入力画面が表示される。
とくに指で文字を入力するのが面倒な状況だったり、急いでいたりするときには、この機能を活用すると良いだろう。
2.PC版Google Chromeと同期して、必要なファイルを外でも瞬時に取り出す
PCでチェックしたページをスマホでもチェックしたい。例えば、PCでまとめた「Google ドキュメント」を出先でスマホから確認したい、ということもあるだろう。
そんなときはPCとスマホでそれぞれ使っている「Google アカウント」を同期しておくことをおすすめする。日々よく使うふたつのデバイスを同期しておいて損することはない。PCやスマホを紛失しない限りは、だけれども。
まずは、Google Chromeを立ち上げて、右端の3つの丸が並んだアイコン(その他アイコン)をタップ→「設定」へ進む。「同期とGoogle サービス」→「Chromeのデータを同期する」をタップ。
設定は以上で完了だ。設定ボタン→「最近使ったタブ」へ進むと、PC版Google Chromeで閲覧したページがずらりと表示されるようになる。
これは結構ありがたい機能のひとつだと感じる。途中まで作成した資料を外で空き時間に仕上げたり、打ち合わせ前に確認しておきたい資料をサッとチェックしたり……と、必要な資料をすぐに取り出せるのは助かるはずだ。
3.リーディング リスト活用で、オフラインでも問題なくページをチェックする
Google Chromeに「リーディング リスト」なる機能があるのを知る人は少なくないと思う。ただ、もしまだ知らない、使ったことがない人がいたら、ぜひ一度試していただきたい。
リーディング リストにウェブページを追加すると、オフラインの環境でもそのページを閲覧できる。電波状況の悪いところへ行ったときでも安心だ。
例えば、Wi-Fiの使えない機内で過ごす場合などには、読みたいウェブページをあらかじめリーディング リストに追加しておくと良い。
追加の仕方は簡単だ。Google Chromeで開いたページのうち、後で読みたいページを表示したら、URLの右端またはその他アイコンをタップして「後で読む」をタップしよう。
「後で読む」をタップすると、「リーディング リストに追加しました」とのポップアップが出る。その他アイコンをタップすると、リーディング リストのところに数字が表示されている。これは未読の数である。
ブックマークと近いようで、独自のメリットがあるリーディング リストを使いこなしてほしいと思う。
今回は2019年12月時点で利用可能な機能を紹介した。Google Chromeを仕事で使うことで、業務効率化・時短化に一歩近づくと思う。また適当な時期に、お役立ち小技を取り上げたい。