電設資材専門商社の新明電材は、SAPの統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「SAP S/4HANA」を採用し、2019年6月から導入を進めている。SAPとシステムインテグレーターのDTSが発表した。DTSがプロジェクトの管理運営や新業務設計、テンプレートを活用したシステム構築、稼働後の運用保守を担当する。
新明電材では長年、独自に開発した基幹システムを運用してきたが、属人的なシステム運用からの脱却や現場対応力の強化、組織体制の整備に対応する次期経営基幹システムとして、S/4HANAを採用したという。
変化の多いビジネス環境を下支えするIT基盤は、柔軟性が欠かせない。そのためス独自開発による構築案は初期段階で検討から外し、アドオン開発が少なく維持・運用性を重視したパッケージを前提に比較検討を行ったとのことだ。