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クラウド、5G、AIはどうなる?--2020年、5つのテクノロジートレンド予想 - (page 2)

Larry Dignan Chris Duckett Steve Ranger (ZDNet.com) Bill Detwiler (TechRepublic) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2020-01-14 06:30

 ただし、2020年の5Gを代表する利用事例は企業によるものになる可能性がある。5Gを活用した救急車のような刺激的な事例は出てこないかもしれないが、IoT(モノのインターネット)による製造工程の効率化や、エッジコンピューティングが鍵になるだろう。ARゲームほど派手ではないが、有用性はむしろ高いかもしれない。

人工知能:あらゆる場面に普及するが、落とし穴も

 人工知能(AI)と機械学習は、生産性の改善、顧客エンゲージメントの向上、デジタルトランスフォーメーションなどを推進しようとする企業にとって頼りになる技術だ。Gartnerが2019年に実施した調査「AI and ML Development Strategies」によれば、回答企業の59%がすでにAIを導入しており、導入済みの企業では、平均で4件のAIや機械学習のプロジェクトが進んでいるという。

 エンタープライズテクノロジーベンダーと消費者向けテクノロジーベンダーの両方が、社内開発やM&Aによって自社製品にAIを組み込もうとしている。Apple、Amazon、Facebook、Google、Microsoftなどの大手IT企業は、過去10年間にわたってAIや機械学習を専門とする企業を買収してきた。Salesforceは、2016年にAIスタートアップのMetaMindを、2018年にマーケティングインテリジェンス企業のDatoramaを、2019年にBI企業のTableauを買収している。Intelは「データセンター向けの深層学習アクセラレーター」を開発しているイスラエルのAIチップメーカーHabanaを20億ドルで買収した。Microsoftの子会社であるLinkedInは、サンフランシスコに本社を置くDrawbridgeを買収したが、これは同社のAIソフトウェアをLinkedInのマーケティングソリューションプラットフォームに組み込むためだ。またHewlett Packard Enterprise(HPE)は、AIや機械学習、ビッグデータに関するノウハウを強化するためにMapRの資産を買収した。

 AI企業を買収しているのはIT企業だけではない。McDonald'sは、機械学習企業Dynamic Yieldが持つ技術を使ってメニュー体験のパーソナライズを行い、売上を伸ばすために同社を買収した。またNikeは、在庫管理などに活用できる予測分析技術の企業であるCelectと、データアナリティクス企業のZodiacを買収している。

 Gartnerは、2020年に入ると、企業が進めるAIや機械学習のプロジェクトの数は4から10に増加すると予想しており、AIのゴールドラッシュはさらに過熱するはずだ。ただし企業は、AIの悪用(ディープフェイクなど)、顔認識の失敗、過剰なパーソナライズ、データセキュリティやプライバシーの問題、意図されたものではないバイアスなどをはじめとする、AIがもたらすいくつもの課題に対処しなければならない。

ディープフェイク
提供:Getty Images/iStockphoto

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