アクセシビリティに関する拡張はOutlookにも加わっている。事前設定を行った相手にOutlookでメールを作成すると、視覚障碍者なら画像ファイルの説明追加をうながすというもの。同設定を有効にするには、自身のアカウントでOWA(Outlook on the Web)にアクセスし、「設定」→「Outlookのすべての設定を表示」→「全般」と順に開く。「アクセシビリティに対応したコンテンツを送信するよう送信者に依頼する」にチェックを入れるとよい。
なお、Outlookは会議を正しくクリアできない問題やショートカットキーによるメール操作時に遅延が発生する問題、メールを正しく表示できない問題、クラウドから設定情報を取得する際に自身がハングアップする問題を修正している。
Outlookのアクセシビリティ機能を有効にするにはOWAで操作する
ちなみにリリースノートに記載はないものの、Microsoft 365管理センターの「Officeの最新情報の管理」に改良が加わった。同機能はOffice 365更新時に新機能情報を社内ユーザーへ表示/非表示する設定項目である。以前はグローバル管理者権限/グローバルリーダー権限のみ設定可能だったが、Officeアプリケーション管理者権限のアクセスが可能になった。また、半期チャネルの設定対象に加わっている。
「設定」→「設定」→「Officeの最新情報の管理」と開く
各アプリケーションの最新情報は「ヘルプ」→「新機能ガイド」からも確認できる