SAPジャパン、「SAP Cloud Platform」をAzure東日本リージョンで提供

NO BUDGET

2020-01-10 09:51

 SAPジャパンは1月7日、PaaS「SAP Cloud Platform」をMicrosoft Azureの東日本リージョンで提供開始したことを発表した。

 2019年5月に独SAPが発表したグローバル戦略パートナーとのコラボレーションプロジェクト「Embrace」の一環として、両社が2019年10月に発表した広範囲な提携プログラムを日本市場で実施するもの。この提携により、Azureでの「SAP S/4HANA」、SAP Cloud Platformの導入を促し、よりシンプル化されたカスタマージャーニーの提供を目指すとしている。

 SAP Cloud PlatformがAzure東日本リージョンで提供されることにより、統合製品と業種別ソリューションを利用している企業がSAP ERPのオンプレミス版からSAP S/4HANAにシンプルに移行できるようになるという。また、統一されたリファレンスアーキテクチャーとパスを含む業種別のマーケットバンドルにより、重点業界の企業にクラウド移行のロードマップを提供するという。

 さらに、企業からのフィードバックに対応するAzureとSAP Cloud Platformの統合サポートモデルによってスムーズな移行とコミュニケーションの改善を図るほか、SAPジャパン、日本マイクロソフト、システムインテグレーターパートナーが共同でデジタルエンタープライズへのロードマップを策定して提供する。官公庁や金融機関など、国外データセンターの利用を制限するなどの厳しいセキュリティポリシーを持った組織でも安心して利用できるとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]