インターネット証券のauカブコム証券(千代田区、単体従業員数175人)は、リモートアクセス管理サービス「Enterprise Application Access(EAA)」、標的型攻撃対策サービス「Enterprise Threat Protector(ETP)」を導入。セキュリティ対策を強化しつつ、運用負荷を削減したという。1月10日、両サービスを開発、提供するアカマイ・テクノロジーズ(アカマイ、中央区)が発表した。
従来はリモートアクセスの安全性を確保するためにVPNを活用。クラウドファーストを推進するなかで、運用の煩雑さやコスト、洗練化、巧妙化する脅威へのサイバーセキュリティ対策などを課題としていたという。
社内やパブリッククラウドへのアクセス制御を効率化できるEAAによって、セキュアなリモートアクセスとフローを簡易化。シングルサインオン(SSO)の体制を実現でき、回線帯域のコスト、VPNへの投資コストを削減できるとしている。

EAAの概要イメージ(出典:アカマイ)
DNSベースのETPでは、日々必要だった危険ドメインの更新作業を自動化。マルウェア感染予防を強化し、運用負荷を低減したという。

ETPの概要イメージ(出典:アカマイ)
VPN機器やファイアウォールの導入、更新が不要で、オンプレミス、パブリッククラウドなどに分散するアクセスを一元管理できる体制を構築したとしている。