デジタルマーケは「ビジネスに貢献」76%--成熟企業の半数が「データが不足」 - (page 2)

TechRepublic Japan Staff

2020-01-17 07:15

 成熟度の段階による違いを見ると、「トライアル」や「部分最適」は「デジタルマーケティングの戦略やロードマップがある」の比率が低く、「経営層が入ってデジタルマーケティングを牽引している」にも差があある。デジタルマーケティングで大きなビジネス成果を得るには、単に手法やツールを導入するのではなく、今までのやり方を変えることが必要と主張する。

 そのためには、仕組みを変えると同時に社内の意識変革が重要と提言。「トライアル」や「部分最適」が次の段階に進むためには、戦略やロードマップを明確にして目指す方向を社内で共有した上で、トライアルで得られた成果を通じて社内の意識を変革しながら、強力なリーダーシップで取り組みを牽引することが肝要と指摘する。

図2:デジタルマーケティング成熟度の分布状況と対象顧客による違い(出典:富士通総研)
図2:デジタルマーケティング成熟度の分布状況と対象顧客による違い(出典:富士通総研)

 先行する「リーダー」は、「顧客体験(CX)提供が競合会社より進んでいる」と思う比率が91.4%と高いと同時に、課題として50.0%が「データが不足している」を挙げている。顧客との関係性を深めて最適な顧客体験を提供するためには、今までのような属性データだけではなく、行動データなどさまざまなデータを組み合わせて顧客を理解する必要があると述べる。

 「リーダー」は取り組みの中で顧客を理解するためのデータの不足に気付いたと推察。データを充実させるには、社内外のデータの統合だけでなく、部門をまたがるデータの取り扱いのルールが重要になる。特に大企業では、部門ごとに独自で取り組んでしまうことが往々にしてあるため、部門間の調整のためも全体を統括するリーダーシップが必須になるとしている。

図3:デジタルマーケティング成熟度の段階による違いの例(出典:富士通総研)
図3:デジタルマーケティング成熟度の段階による違いの例(出典:富士通総研)

 年商1000億円以上の企業に勤務するデジタルマーケティング担当のマーケターを対象に10月にインターネットで調査。回答数は1294人。

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