「デジタルバリュー」を有効活用--JCBと富士通が決済連携基盤の構築へ

NO BUDGET

2020-01-20 15:39

 ジェーシービー(JCB)と富士通は、新たな決済連携プラットフォームの創出に向けた共同プロジェクトを開始した。JCBが発表した。

 新プラットフォームでは、個人が持つデジタル通貨や地域通貨、店舗独自のポイントやカードポイントなど、それぞれの機関がデジタルで管理している価値「デジタルバリュー」を支払い方式に応じて適切な通貨やポイントに変換し、有効活用できるようにするという。

 JCBが持つ決済に関する知見と、富士通の技術「コネクションチェーン」を活用し、両社でプラットフォーム開発に向けた検討と実証を行っていく。コネクションチェーンは、異なるブロックチェーンやエコシステム間をブロックチェーン技術により安心・安全に相互接続する技術。

利用者が保有するデジタルバリューについて(イメージ)(出典:JCB)
利用者が保有するデジタルバリューについて(イメージ)(出典:JCB)
決済連携プラットフォーム創出による効果(イメージ)(出典:JCB)
決済連携プラットフォーム創出による効果(イメージ)(出典:JCB)

 両社は2019年4月、コネクションチェーンを活用したデジタルバリューの決済モデルに関する実証実験を開始。今回のプロジェクトでは、さらに具体的な技術検証や新たなサービスモデルについて検討・推進していくという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]