就職や転職のための情報サイト「OpenWork」を運営するオープンワークが1月22日に発表した「働きがいのある企業ランキング2020」で1位になったのはセールスフォース・ドットコム、2位にグーグル、3位にプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)。
従業員の会社評価をもとに算出したOpenWorkのデータは、公開されている情報だけでは知ることができない、働く環境の実情を明らかにしているという。ランキングは、匿名の従業員や元従業員による自らの職場環境に関する自由回答とともに投稿されていて、OpenWork独自の審査を通過した回答のみを対象に独自のアルゴリズムで算出した。
評価項目は(1)待遇面の満足度(2)社員の士気(3)風通しの良さ(4)社員の相互尊重(5)20代成長環境(6)人材の長期育成(7)法令順守意識(8)人事評価の適正感――の8つ。評価レポートは、従業員として1年以上在籍した企業の情報であること、500文字以上の自由回答と8つの評価項目に回答することが条件。
対象期間は2018年7月1日~2019年12月31日。OpenWorkに投稿された回答時に現職または1年以内に退職した元従業員によるレポート回答10万7804件のうち、条件を満たす8万698件を対象データとして集計した。複数のグループ会社が該当している場合、持ち株会社や親会社のみを対象にしている。以下は1~5位の企業名とクチコミ。
1位:セールスフォース・ドットコム
- 非常に働きやすい環境です。カルチャーを大切にしており、外資でイメージの強いドラスティックな環境はありません。育成のプログラムが組まれており、達成時の祝福文化も非常に盛ん。昇進などプロモーションのキャリアのつくり方が複数あり、このあたりも外資のもつ同じロールで働いて転職するというイメージからは離れていると思います。達成者を会社をあげてセレブレーションする文化が強く、これは社員のモチベーションにもなっています。(営業、3年未満、男性)
- 企業内の透明性が高く、マネジメントミーティングが全社にストリーミングで公開されるなどオープンなコミュニケーションが良いと思います。目標設定もV2MOMという制度があり、非常に優れていると思います。また、エネルギッシュで成長できる環境だと思います。スピードが速い環境のため、落ち着いて仕事をしたい人には向かないかもしれません。スピードが速いだけでなく変化も多いので、それを楽しめる方であればカルチャーフィットするでしょう。(販促、5~10年、女性)