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ハイブリッドがデフォルトの時代へ--クラウドにまつわる2020年の展望

Tony Baer (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2020-03-03 06:30

 筆者と同様に米ZDNetに寄稿しており、データ関連に詳しいAndrew Brust氏は最近、データやアナリティクスのテクノロジーを手がける企業のリーダーらからの話に基づき、2020年の予想記事を執筆した。それを読んだ筆者は今回、過去に見出しを大きく飾った出来事を振り返り、それらに潜んでいるテーマに光を当てることにした。

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提供:dbInsight

 本記事では、クラウドコンピューティングにまつわる話題が2020年にどのように変化し始めるかに目を向ける。

バックエンドシステムの世代交代が、クラウド採用における次の段階となる

 近代的なクラウド採用の過程を振り返ると、上の図で示されているように、黎明期における開発者らによる採用から、2008年の「iPhone」向け「App Store」のオープン後に起こったモバイルアプリのカンブリア爆発的な激増に至るまでの段階をたどってきた。そして現在、企業は機を見て専門的なアナリティクスや人工知能(AI)、SaaSのアプリケーションを活用している。では、次に来るのは何だろうか?企業は中核的なエンタープライズアプリケーションを待ち受ける次なる大きな転換点に目を向けている。

 クラウドへの移行は、企業のバックエンドシステムの多くに破壊的影響をもたらすだろう。その端緒として、SAPをはじめとするエンタープライズシステムベンダーが1990年代のアプリケーションに引導を渡すべくカウントダウンを始めた点が挙げられる。この事実は2019年に突然明らかにされたわけではない。SAPは2014年に、「SAP R/3」にまでさかのぼる同社のERPソリューション「SAP ERP Central Component」(SAP ECC)などの保守サポートを2025年までとすると発表した。そして2020年代が始まった今、あと数年しかないという事実がずっしり重くのしかかる(SAPは米国時間2月4日に、保守期限を2027年末まで延長すると発表し、さらに2年の猶予が与えられることになった)。

 企業にとってこの種のアプリケーションは、業務への悪影響が生み出されるというリスク(メリットがなく、デメリットばかりあるようでもある)があるため、最後まで手をつけられないのが一般的だ。過去20年、顧客のつなぎとめや、サイバーセキュリティといった喫緊の課題に取り組むアプリケーションの優先順位が高くなっていることに驚きはない。

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