Microsoftは、「Dynamics 365」「Power Platform」に追加する予定の主な機能に関する情報を公開した。この「ウェーブ1」のアップデートでは「数百」の新機能が追加され、その多くは2020年の4~9月にかけて公開されるという。

提供:Microsoft
米国時間1月27日に投稿されたブログ記事では、Dynamics 365の各アプリケーションごとにウェーブ1で提供される機能を紹介している。ウェーブ1で提供されるDynamics 365の機能を1つの文書にまとめたPDFファイルは、1月31日に公開される予定になっている。
今回発表されたアップデート内容やDynamics 365の新機能の多くは、早期アクセスの形で2020年2月から段階的に利用可能になり、4月に一般提供が開始される。
「Dynamics 365 Marketing」には、多くの新しい電子メールメッセージやExcelのデータエクスポート機能に加え、サードパーティーのコンテンツ管理システムや「Microsoft Forms Pro」との連携機能が追加される。「Sales Insights」では、より高度な会話分析機能と感情検出機能が利用できるようになる。「Customer Service Insights」では、「Power Virtual Agents」との統合機能が強化される。
また「Field Service」には、インシデントの種類とIoTアラートにAIベース提案が追加されるという。さらにMicrosoftは、2020年のウェーブ1で、「Finance and Operations」のアプリケーション横断機能に対するアップデートの一環として、「Common Data Service」のデータのサポートを追加する。
「Finance」と「Human Resources」には、多くの追加的なアップデートが提供されるようだ。
ウェーブ1に関する説明には、「Industry Accelerator」についての記述もある。Acceleratorは特定業界向けのアプリケーション開発を加速させるものだ。今回のリリース計画では、非営利団体、金融業界、医療業界、自動車業界向けのAcceleratorが挙げられている。
またMicrosoftは、ローコード開発環境である「Power Platform」にも多くの新機能を追加する予定だ。(新機能の完全なリストを参照したければ、オンライン資料で「Power Apps」「Power Automate」「Power BI」などの個々のセクションをクリックして表示させる必要がある)
Power Automate(元「Flow」)には、「Teams」を利用した生産性向上機能、「Azure」の統合などが追加されるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。