静岡県 健康福祉部 疾病対策課は、指定難病医療費助成の更新認定業務を効率化するため、PFUのイメージスキャナー「fiシリーズ」と業務用OCR(光学文字認識)ソフトウェア「DynaEye」を採用した。
臨床調査個人票をスキャナーとOCRソフトウェアでテキスト化し、医療費の支給可否を自動判定することで、これまで手作業だった認定審査の判断ミスを防止する。さらに、審査にかかる時間も職員の作業負担を軽減することで4割以上短縮できるという。
導入効果(出典:PFU)
同課では、年間約1万4000件の指定難病医療費助成受給者証の更新認定業務を実施している。この作業は、県内の保健所窓口に申請された臨床調査個人票を県庁へ集約し疾患ごとに仕分け、臨床調査個人票の目視による内容確認と認定審査を実施するもの。
今回の導入では、全体の更新申請件数のうち、約7割を占める特定の疾病について、これらの申請を対象に効率化を図った。臨床調査個人票をスキャナーとOCRによりテキスト化し、Excelの表計算式を活用して更新審査を自動判定できるようにした。