Microsoftは、「Universal Windows Platform」(UWP)アプリ向けの「Microsoft Ad Monetization」(Microsoftの広告の収益化)プラットフォームを米国時間2020年6月1日に終了する計画だ。

提供: Microsoft
MicrosoftのAd Monetizationプラットフォームは、自らの「Windows」アプリで広告の表示や管理を行いたいアプリ開発者やゲームスタジオ、広告ネットワーク、マーケティング代理店を対象としている。
Microsoftは、MSDNへの投稿の中で、Ad Monetizationプラットフォームを終了する計画を発表した(筆者はMSPoweruser.comから投稿を確認した)。
Microsoftは、「当社が現在のレベルでこのサービスの運用を続けることは、もはや不可能だ。終了を決定したのは、それが主な理由だ」としている。
このプラットフォームを使用する開発者には、5月31日まで通常の支払いスケジュールで支払いが行われる。MicrosoftはUWP開発者に対して、別の広告プラットフォームに移行することを推奨している。
Microsoftの関係者も2019年に認めたように、「Microsoftストア」経由でアップデートと配布が可能なUniversal Windows Platform(UWP)アプリを作成するよう開発者を促そうとするMicrosoftの当初の計画は実を結ばなかったかもしれない。
2020年初頭に報じた通り、筆者は、Microsoftが少なくとも2つの「Windows 10」アプリストア(「Microsoft Store for Business」と「Microsoft Store for Education」)の閉鎖を計画しているという話を複数の情報筋から聞いている。MicrosoftがWindows 10向け「Windowsストア」アプリの段階的な廃止についても計画しているのかどうかは分からないが、筆者が最後に聞いた話だと、それらのアプリの今後は「定まっていない」ようだ。
Microsoftストアは数多くあるアプリ配信手段の1つにすぎないため、MicrosoftストアだけでWindows 10アプリを提供する必要はないというのがMicrosoftの現在の立場のようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。