Microsoftが米国時間1月30日に更新した、Office 365各プラットフォームに対する変更内容をまとめる。リリースノートによればバージョン2001(ビルド12430.20184)へ更新したWindowsデスクトップ版は、個別の機能拡張を施した。
Wordは、オンラインビデオの挿入や図形、テキストの手描き入力、図形のエクスポート機能を備えることで、Word文書の表現性向上と利便性の幅を広げている。対応する動画サイトはSlideShare.net、Vimeo、YouTubeだが、Microsoftは挿入できる動画は動画サイト側の設定に左右されると注意をうながした。エクスポート機能は、図形やアイコンなど各オブジェクトをGIFやJPEG、PNG形式で保存できる機能の一部を取り込み、Word文書に貼り付けた写真のみ対応している。
動画を配置する文書内の位置を選択してから、「挿入」タブの「オンラインビデオ」をクリックすると現れるダイアログボックスに動画のURLを入力して、「挿入」ボタンをクリックする
ExcelはExcelワークシートを開かずに、メールからコメントやメンションを返信する機能や新関数「XLOOKUP」を実装した。従来は垂直方向に項目を検索する「VLOOKUP」、水平方向に検索する「HLOOKUP」といった関数を利用してきたが、今後はXLOOKUPだけで縦と横の両方を検索できるため、よりシンプルな構成で演算パフォーマンスも改善するだろう。XLOOKUPは2019年夏ごろからOffice Insidersでテストを続けてきた。
安定版(月次チャネル)でも使用可能になったXLOOKUP