弁護士ドットコムで取締役 クラウドサイン事業部長を務める橘大地氏は「ハンコ文化があると言われる日本だが、世界と比較しても電子契約サービスの浸透速度は早い」。契約業務全般の一部となる電子契約サービスの大きな伸長を説明する。

クラウドサインの概要(出典:弁護士ドットコム)
同社は、1月9日にはテラスカイ(渋谷区)のグループウェア「mitoco」、1月21日にはSansan(渋谷区)のクラウド名刺管理サービス「Sansan」との連携を発表。いずれのサービスからもクラウドサインを活用した契約締結業務体制を構築している。重要な指標に設定しているという導入企業数と契約締結数は“うなぎのぼり”な状態で、変わりつつある法務業界を実感しているという。

クラウドサイン導入ユーザー(出典:弁護士ドットコム)
笹原氏は、今回の提携を“薩長同盟”と表現。「クラウドサインは契約締結、サイニングといった機能、フローなどのユーザーインターフェース(UI)、APIのようなシステム部分も含めて研ぎ澄まされている。従来と異なる使用感の提供に留まらず、(ホームズクラウドとして)契約マネジメント全般に一層の注力ができる」。契約に関する本質的な負を解消したいと語る。

ユーザーが抱える課題感(出典:Holmes)