長崎県佐世保市は、オートメーション・エニウェアのRPA(ロボティックプロセスオートメーション)ソフトウェア「Automation Anywhere Enterprise」を使用した業務改善で試験運用を終え、2019年度より導入することを決定した。
同市は、職員が政策立案や窓口対応などの市民サービスに必要な時間を十分に取れるようにすることを重視している。単純で反復が多い作業をRPAで自動化して業務効率を向上させ、2023年までに自治体としては比較的規模の大きい35ロボットを担当部署内で開発し、5600時間を削減することを目標に導入をすすめている。
2019年初頭から「Automation Anywhere Enterprise」を使用したRPA本格導入前の試験運用を実施し、実施に当たっては総務部門を中心に、庁内システムからのデータ出力やシステムへのアクセスログ、各種アンケート集計業務などを選定して行った。
その結果、これまでの業務時間を大幅に短縮できるなどの成果を収めた。また、今回RPA運用に携わった部署が自前でソフトウェアロボットを開発したこともあり、自動化の効果を短時間で実感することができたという。
今後、RPAの本格展開にあたり、自動化を適応させる業務分野を広げながら、時間削減の目標達成と生活や産業基盤の持続的な発展を目指していく。