製造業のDXの1つの方向性示した「3DEXPERIENCE World 2020」 - 4/20

鈴木恭子

2020-02-20 07:30

 仏Dassault Systemesは2月9日から4日間、米テネシー州ナッシュビルで年次イベント「3DEXPERIENCE World 2020」を開催した。同イベントは、同社傘下の米SolidWorksユーザーを対象にしたもので、これまで「SOLIDWORKS World」の名前で開催していた。

 「3DEXPERIENCE」とは、Dassaultが推進するクラウドベースの製造業向けプラットフォーム戦略だ。製造業では、デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む企業が増加しているが、3DEXPERIENCE World 2020はDXを実現する、1つの方向性を示したイベントとなった。ここでは同イベントの内容を写真とともに紹介したい。

SolidWorksのCEO、Gian Paolo Bassi(ジャン・パオロ・バッシ)氏。初日の基調講演では製造業の未来に触れ、「これからのクリエイターたちは単にモノを設計して終わりではなく、モノが利用される社会やモノを取り巻くエコシステムを把握することが重要だ。(中略)そのためには、製造にかかわる情報を共有する基盤が必要であり、それを具現化したものが3DEXPERIENCEプラットフォームだ」と強調した。

SolidWorksのCEO、Gian Paolo Bassi(ジャン・パオロ・バッシ)氏。初日の基調講演では製造業の未来に触れ、「これからのクリエイターたちは単にモノを設計して終わりではなく、モノが利用される社会やモノを取り巻くエコシステムを把握することが重要だ。(中略)そのためには、製造にかかわる情報を共有する基盤が必要であり、それを具現化したものが3DEXPERIENCEプラットフォームだ」と強調した。

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