ITを活用したコンサルティングなどを事業とするみずほ情報総研(千代田区、従業員数4541人)は、みずほ銀行のトレーダーが活用する外国為替予約システムの再構築に開発ツール「Web Performer」を採用。
画面定義やテストプロセスを効率化し、概算16カ月と見込んでいた工期を13カ月に短縮したという。2月20日、Web Performerを開発するキヤノンITソリューションズ(キヤノンIT、港区)が発表した。
チャートの分析、複数通貨に分散する資産の為替変動での損益確認など、国為替証拠金(FX)取引、国際為替売買時に活用。
収益を支える重要なシステムでとなり、IT投資効果の最大化を図るという方針に沿いつつ、トレーダーが求める見やすさ、使い勝手を短工期で実現する必要があったという。
開発したシステムの低コストでの横展開という要望もあったとしている。
ローコードでウェブアプリケーションを自動生成できるWeb Performerで、ウォーターフォール型開発プロセスに部分的にアジャイル開発を採用。緻密な要求に迅速に対応しつつ、従来のスクラッチ開発に比べて開発生産性が約2倍向上したとしている。
活用イメージ(出典:キヤノンITS)
Web Performerの税別価格は、最小構成3ライセンスのユーザーライセンスが360万円から、2ライセンスのSI開発ライセンスが150万円から。最新版は2019年4月9日に発売した「V2.3」。