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UiPathのRPA普及促進策は奏功するか

松岡功

2020-02-27 07:00

 本連載では、筆者が「気になるIT(技術、製品、サービス)」を取り上げ、その概要とともに気になるポイントを挙げてみたい。今回は、UiPathが無料公開した「UiPathメソドロジー」を取り上げる。

「UiPath」導入の標準フレーム、方法論を体系化

 アメリカを本社に置くUiPathの日本法人であるUiPathは先頃、ロボティックプロセスオートメーション(RPA)ソフトウェア「UiPath」導入の標準フレーム、方法論をまとめた「UiPathメソドロジー」を無料公開したと発表した。

 RPAは働き方改革や業務効率化の切り札になるテクノロジーとして注目されている。だが、導入後に十分な投資効果(ROI:Return on Investment)を上げ、効率向上を実現するためには、プロジェクトの規模に関わらず、企業のRPA導入における戦略立案段階から、開発や運用のステージを念頭において導入を進めることが重要だ。

 スモールスタートで導入する場合も、将来的な規模の拡大を想定したプロジェクト進行が成功の鍵となる。一方で、新しいテクノロジーであるRPAのプロジェクトをどのように進め、どのようなアウトプットを出すことによってスムーズで効果的な導入が実現できるか、といったナレッジはこれまで体系化されたものがなかった。

 UiPathメソドロジーは、UiPath導入をスムーズに実現できるよう、これまでユーザーへの導入支援やサポートで培ったノウハウをもとに、UiPath導入の標準フレーム、方法論をパッケージ化したものだ。

 RPAプロジェクトの段階や状況により、必要なタスクやアウトプットがわかるだけでなく、テンプレートを使用して成果物を作成することで、プロジェクトの効率を上げることができる。テンプレートの数は100を超え、UiPath導入におけるすべてのステージにおいて活用できるようになっている。

 UiPathは、RPAプロジェクトを「PoCステージ」「パイロットステージ」「強化ステージ」「制度化ステージ」の4段階に分け、それぞれのステージで活用できる4つのメソドロジーを提供。これら4つのメソドロジーは、プロジェクトの規模や環境、目的に応じて取捨選択し、カスタマイズして利用することができる。

 最初から大規模導入するケースでも利用できる網羅的な構成になっている一方で、スモールスタートで導入する場合においても、最低限のタスクやドキュメントを取捨選択し、プロジェクトの規模拡大に応じて、後からタスクやドキュメントを追加できるようになっている。図1に示したのが、RPA導入のステージとUiPathメソトロジーである。

図1:RPA導入のステージとUiPathメソドロジー(出典:UiPath)
図1:RPA導入のステージとUiPathメソドロジー(出典:UiPath)

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