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日本株展望

消える消費、リーマンショックに近似--利回り4%超、高配当株の投資判断

ZDNet Japan Staff

2020-02-27 10:26

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 政府が「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」を発表
  2. 需要消滅、リーマンショックの時と少し似ている
  3. リーマンショックはなぜ起こった?
  4. リーマンショックは半年で終息
  5. リーマンショック級の危機はある?
  6. 日本株は割安、高配当利回り株から投資を始めるべきと判断

 これら6点について、楽天証券経済研究所長兼チーフストラテジストの窪田真之氏の見解を紹介する。

政府が「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」を発表

 政府は2月25日、「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」を発表した。発熱など風邪の症状がある人に外出や出勤を控えることを要請するとともに、多数の人が集まるイベントは開催の要否を慎重に検討することを求める内容である。

 政府発表を受けて、2~3月に開催が予定されているイベントは軒並み中止または延期が決定した。出勤を控え、在宅勤務やリモートワークを選択する人も急に増えている。

 旅行者の大幅減少で観光地が閑散としていることは既に知られているが、それだけでなく、都市部でも人通りや交通渋滞が減少している。小売店舗も外食店も映画館も通常より人が少ない気がする。これからさらに人通りが減る可能性もある。

 突然の「需要消滅」で、2~3月の小売り・サービス業は売上高が例年よりかなり落ち込む可能性がある。日本中が息を潜め、新型肺炎の脅威が去るのをじっと待つイメージだ。

需要消滅、リーマンショックの時と少し似ている

 「需要消滅」というと、思い出すのが2008年のリーマンショックである。この時は突然、世界中で需要が消えた。2008年9月15日に米証券大手Lehman Brothersの破綻というニュースが伝わると、ショックから一時的に世界中で消費が凍り付いた。需要消滅によって世界景気は急激に悪化し、リーマンショックと言われる不況に陥った。

 日本では、2008年4月から道路を走る自動車が減少し、渋滞が緩和していた。消費が消える兆しが出始めていた。リーマンショックが起こった9月以降はさらに需要が落ち込んだ。「100年に1度」と言われる危機に瀕して世界中の消費者が委縮した。

 翌年の2009年1~3月には、日本中の企業が「緊急コストカット」を始め、日本中に緊縮ムードが広がった。「不要不急の出張は中止」という通達が広がり、一時的に新幹線のビジネス客が大きく減少した。

 今はまだ、リーマンショックほど深刻な状況には陥っていないが、日本中の消費者がじっと息を潜めているという点では、当時と少し似ているところもある。

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