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あらためて見直したいパスワード--パスフレーズやツールを使いこなそう

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2020-03-22 08:30

 米連邦捜査局(FBI)は最近、ランダムな数字と文字で構成されたパスワードではなく、パスフレーズ(長い単語の列)を使うべきだとした。筆者はこれまでにも、同じことを伝える記事を書いているが、漫画家のRandall Munroe氏は、この問題について分かりやすく説明する漫画を描いている。

Monroe氏の漫画
パスワードの強さに関するRandall Munroe氏の漫画。問題を正確に捉えている。
提供:Randall Munroe氏

 まずは、パスフレーズについて説明しよう。

 パスフレーズの考え方は、「dfu9sdf8」といった猫がキーボードの上を歩いてできたような文字列を覚えようと必死になるよりも、覚えやすいが意味のないフレーズを使った方が効果的だというものだ。例えば、「FatCats$Trot...」や「Steelers?Win!Cowboys?Lose!」、「Volt!Amp!Tesla!Edison?」といった文字列は、思い出しやすく、途中で間違えることもあまりなさそうだ。

 ただし、簡単すぎる文字列はまずい。例えば、飼い猫の名前がKittyで、飼い犬の名前がFidoである人が「KittyFido」をパスフレーズにすれば、比較的簡単に推測されてしまうだろう。また人の苗字や、好きなアーティスト名、スポーツチームなどの、ソーシャルメディアの投稿から簡単に推測できるようなものも避けるべきだ。

 パスフレーズはある程度賢く選ぶ必要がある。例えば読者が大のビートルズファンなら、おそらく「Beatles1」という文字列はよい選択とは言えない。しかし、「George!Ringo$Paul」というフレーズならば、覚えておくのは難しくないだろうし、他人が推測するのもそれほど簡単ではないかもしれない。

 ただ、これだけの簡単なことだ。

 とはいえ、そう簡単にすべての問題が解決するわけではない。筆者は300以上のパスフレーズを使っている。もちろん、同じパスフレーズを使い回すことも可能なのだが、それはトラブルの元だ。実際、毎週のようにさまざまなサイトがハッキングされており、そのたびにダークウェブにIDとパスワードのリストが流れ込んでいる。筆者のID情報のいくつかは、これまでに20件を超える情報漏えいインシデントで漏えいしている。

 自分は大丈夫だと考えるのは甘い。電子メールアドレスを入力し、自分の情報がどれほど漏えいしているかを確認できるサイトもある。恐ろしい結果となる読者もいるだろう。

 つまり、パスフレーズを使うだけでは十分ではない。それだけの数のパスフレーズを管理するには、絶対に物忘れをしない人でない限り、別の工夫が必要になる。パスワードマネージャーも必要になるだろう。

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