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日本株展望

パンデミック・リセッション?--急落した米国株は投資の好機か

ZDNet Japan Staff

2020-02-28 10:52

 本記事は楽天証券が提供する「トウシル」の「TOP 3分でわかる!今日の投資戦略」からの転載です。

今日のポイント

  1. 新型コロナ流行に震える市場に不安の連鎖
  2. 「パンデミック・リセッション」の兆しはどこに?
  3. 配当利回りスプレッドは「米国株は割安圏」を示唆

 これら3点について、楽天証券経済研究所チーフグローバルストラテジストの香川睦氏の見解を紹介する。

新型コロナ流行に震える市場に不安の連鎖

 新型コロナウイルスの感染拡大不安で世界株式市場は大荒れとなった。特に米国市場は、感染拡大による景気押し下げリスクを警戒。主要株価指数は大幅続落し、「恐怖指数」(VIX)は2019年初来の高水準である27ポイントに上昇した(図表1)。

 海外投資家のリスク回避姿勢が強まり、先物売り主導で日経平均も急落した。新型コロナは、中国と地理的に近い日本、韓国などアジアに加え、欧州のイタリアや中東イランなどで感染拡大が報じられ、世界の感染者数は8万2000人を突破。米国のCDC(疾病対策センター)は「米国でもいずれ新型ウイルスの継続的感染が起きることになる」と警戒(25日)。

 FDA(米国食品医薬品局)当局者も「パンデミック(世界的な大流行)に発展する可能性を警戒する必要がある」と述べた(26日)。

 WHO(世界保健機関)はいまだ「パンデミック」と判断していないが、気の早い市場は「パンデミック・リセッション」(感染拡大による景気後退)を織り込み始めた印象だ。ただ、ダウ平均も日経平均も既に200日移動平均線割れまで下落し、値幅調整には一巡感も見られる。

 米国市場ではリスク回避の債券買いで10年債と30年債の利回りが過去最低に低下。目先は神経質な展開が続きそうだが、「利回り面で債券と比較した株式の割安感」が早晩見直される可能性に注目したいと思う(詳細は後述)。

図表1:新型コロナの感染拡大で米国市場の「恐怖指数」が上昇

出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2017/1/1~2020/2/26)
出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2017/1/1~2020/2/26)

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