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トラスコ中山、新ERP「パラダイス3」をSAP S/4HANAで構築完了

ZDNet Japan Staff

2020-03-04 14:28

 トラスコ中山は3月4日、SAPのERP(統合基幹業務システム)製品「SAP S/4HANA」を採用した新ERPシステム(愛称:パラダイス3)の構築が完了したと発表した。SAPジャパン、日本IBM、野村総合研究所(NRI)が構築を手がけている。

 パラダイス3の構築は、従来システムがサポート期限を迎えるため、2017年12月に計画された。2019年3月には、構築作業に着手したことを明らかにしていた。刷新プロジェクトでは、EPRシステムの入え替えだけではなく、建設現場などで資材をすぐに購入できる「MROストッカー」サービスの開発や情報分析システム(愛称:SORA2)のリニューアルなども実施されたため、リスクが高いことや遅延などの恐れがあったことからパートナー3社を主体とするチームでプロジェクトを推進したという。

 プロジェクトでは、日本IBMがプライムパートナー、SAPジャパンがソフトウェアの提供、NRIが稼働中のSORA2の機能拡張を担当している。

 日本IBMは、コンサルティングや要件定義、システム構築までを手掛けた。具体的には、「IBM Impact Assessment for SAP S/4HANA」を用いた影響分析や計画立案の精緻(ち)化を実施したほか、クラウド開発の専任部隊と「SAP Cloud Platform」を利用した業務の高度化と自動化に取り組んだ。また、SAP Cloud PlatformとIBM Cloudによるハイブリッドクラウドシステムを構築し、自然言語処理の人工知能(AI)機能「IBM Watson Natural Language Classifier」を使った見積りのコメント分析と自動回答の仕組みも構築した。

 SAPジャパンは、SAP S/4HANAと、SORAを稼働させるデータウェアハウスの「SAP BW4/HANA」へのリニューアル、ソリューション拡張やAIなどの機能、社外連携機能などの開発を全面的に支援した。

 NRIは、SORA2の機能拡張やパラダイス3との連携を担当。販売実績から適正在庫数を計算するロジックの高度化、売れ筋の判定による発注データの自動連携を実現したほか、リアルタイムな価格および在庫情報を連携するAPI機能の処理能力向上と最適化、今後の取引量増大に対応する社内外システムとの連携性能の強化を図った。

 また、販売店向けのスマートフォンアプリケーション「T-Rate(トレイト)」も構築。チャットによる販売店とのコミュニケーションやタイムライン機能、GPSによる配送状況と到着時刻予測の機能を実装した。

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